日本では、持ち方の伝承が疎かになっている「箸」
あなたは「箸」を的確に持てますか?
私は幸い、きちんと持つように祖父母からしつけられました。
今日、和食系レストランなどで、箸の持ち方を散見すると、握り橋的な持ち方が目立ちます。
手指の巧緻性の発達にも係ることなので、とくに、子どもたちには正しい持ち方を伝授することが、小生の願いでもあります。
とはいえ、箸の持ち方を具体的に教える資料に出会うことがないまま過ごしていました。ところが!
1994年10月、恵まれて、KLMオランダ航空のボーイング747-400機に、成田からオランダ・アムステルダムまで搭乗したのですが、食事の際に箸がついていました。
驚いたことに、箸袋に右の図が示してあったのです。
日本では具体的に箸の持ち方を指導する説明図を目にしていなかったがため、外国人を対象とした説明図が非常に新鮮で、貴重に思えました。
エ? 鉛筆・ペンの持ち方が不適切ですって?!?
箸の持ち方を練習することと平行して、鉛筆・ペンの持ち方も練習してくださいネ。ステキのために!
1
「Hold the first chopstick firm and stationary in fixed position」
意訳すると
「1本目の箸は1親指と人差し指の付け根ではさみ、薬指の上に押し当てるように固定する。」
2
「The second chopstick is held like a pencil, with the tips of thumb, index and middle fingers.
Manipulate this chopstick to meet the first chopstick」
「2本目は鉛筆・ペンを持つように親指・人差し指・中指の先で保持する。」
3
「This Manipulation will form“V”to pick up the foods」
「2本目の箸を操作して、食物をつかむ。小さな食物を持つ際には、2本の箸は“V”の字の形になるのが良い。ただし、大きな食物を持つ際は、箸は平行線上に並ぶことになる。つまり、食物の大きさに応じて、2番目の箸を操作し、2本の箸の角度が可変する。“X”字上に交差する持ち方は不適切である。」
* ゲーム感覚での練習提案 : 小皿に入れた豆を20個を、箸でつかんで隣の小皿に移す
ゲームです。自身ではタイムトライアル、家族ではヨーイドンで競争すて遊ぶナド。
大人と子どもでハンディをつけても面白いよ!例えば、大人は30個の豆を移動するナドね!