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 智頭病院に異動し、想定外のことがいくつかありました。

 厳寒期に快晴になる朝、“底冷え”(放射冷却で盆地気候でもあって気温がドンドン下がり、寝ていて、背中の冷たさを感じ、目が覚める・・・。

 呼ばれて、早朝に宿舎から病院に向かうと、駐車場の路面が氷結し、アリャと思ったら滑り始める。初めて体験した際は、転倒したほどでした。その後は上手に滑る・・・

 鳥取は快晴なのに、智頭トンネルを過ぎたら、陽光が失せ、どんよりとした暗さも感じる天候に心も沈みがちになる。やがて、濃い霧の影響で、その後は、透明度の高い快晴となる・・・。

 などナド、天候に係る事象においても少なからずです。

 こうした環境は、土着・生着しているの植物には適しているとも気づきました。

 智頭に異動するまで、山野草≒雑草的な感度の低い認識でした。が、しゃがみこみ、丁寧に見つめると、命の輝き・逞しさを感じ、自身の心が洗われ、勇気づけられもします。

 「生きている・生かされている」「生きているよ・ありがとう」

 見つめているひと時に幸せを感じるようになりました。仕事・人生体験・年齢を超えて、山野草に感動し、励まされるとは・・・ : 全くもって想定外のことでした。今もなお・・・。

 智頭に居て、山野草などを撮影する・接写することに目覚めたことで、或いは、スイスの高山植物につながっていると確信します。スイスの[高山植物に魅せられて

=  =  =  =  =

 前置きが“想定外”に長くなりました。

 冒頭の山野草に初めて出会い、心惹かれたのは、2004年5月14日(土)[智頭どうだんまつり]からの復路に千代川の河原を歩いていて、フト目に留めた際でした。

 彼女は小さな群落を成していた中から、一部を根こそぎ取り、同じ智頭町内の宿舎の土に置いたら、生着しました。小生は撮るのが役割・・・。冒頭のユキノシタは、宿舎に根付いて2年目でした。

智頭病院に異動し、初めて春を迎えた2004年から2年程度の間、町内・近隣に出かけて、目に留まった山野草などナドを順不同で配列しました。中には園芸種も・・・。ですが、自身にとっては、花々の名称・出処・分類はともかく、それなりに心を惹かれて撮っていました。要するに、山野草・植物においてモ、浅学の身です。お笑いください。このページの最後に置いた花も「こんなの撮ってたっけ?!」です。撮影は 2004年6月23日(水) 07:10 ゆえ、宿舎至近のはずです。

 写真館新館 

病院宿舎で撮影した冒頭のユキノシタ

: 発端は2年前千代川の河原を散策している時でした。コチラです。

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