鳥取市医療看護専門学校 作業療法学科 2年生 を対象とした〔小児科学〕における児童虐待・関連での補完資料です。
転じて、心身の健康・啓発 ~ 幸せな人生とするために自己改革を願ってのことです。
講義 2019/6/29(土) 9:00~10:30 ・ 10:40~12:10
森田ゆりさんから学びを得ました。
自身も、育ちの過程で、「怒りの仮面」に共感できる言動・思いを重ねてきました。要因に、既に他界しましたが、父から(今日の定義・理解では明らかに)身体的・心理的虐待を受けて育ったのです。加えて、自身は乳幼児期~学童期(小4まで)に病弱・虚弱児でした。幼児期から、体力的に父親相当に至るまでの年月において、二歳下の弟と喧嘩をすると再々父親が介入し、喧嘩両成敗と殴られました。
父は、第二次世界大戦末期に招聘され、新兵・二等兵として、上官から理不尽な体罰を受け続けたと話していました。平手は勿論で、平手が痛いのでスリッパで頬を殴られたと話していました。
さらに、終戦の際に、ソ連軍の捕虜となり、2年間、命と向き合う過酷な日々を過ごして、幸い、命があって帰国し、伴侶に恵まれた結果、小生も現存しています。
軍隊、捕虜生活を通じて、父親自身が虐待を受けたことは青年期とは言え、大脳に影響を及ぼしたことは当然です。勿論、母親(小生の祖母)譲りの荒い気性も加味してのことでしょう。
兄弟喧嘩以外のきっかけもあったのでしょうが、(軍隊で経験したように)兄弟を並ばせ、拳骨で力いっぱいに頭を殴りつけられました。また、平手で頬をスパーンと殴られ、さらに、(関節リウマチを患っていたこともあってか)手が痛むからと、軍隊で受けたように、スリッパで頬をぶん殴られることも少なからずでいた。
母親が「頭(大脳)に傷害が及ぶと怖いから、顔や頭は殴らないで」と、泣き叫ぶように、父(夫)を諭したことも思い出します。
単なる体罰(身体的虐待)のみならず、父親からの心理的な被虐待も日常茶飯事でした。
母に対しても、現在の基準では、DV(ドメスティックバイオレンス)相当の関係性を見て育ちました。
一方で、自身は(弟とは異なり、)乳幼児期に、乳児湿疹(アトピー性皮膚炎)が厳しく、再三再四、喘息性気管支炎を来たし、痒みと共に母を寝せない(母に抱かれて夜を過ごした)ことも少なからずだったようです。何となく(曖昧な情景ですが)記憶があります。
身体的虚弱児として育ち、幼児期から学童期に至り、兄弟喧嘩が日常的になると、父親からの虐待を受けるようにまり、当然ですが、父親の顔色を伺う日々になりました。
耳介が立っていることから幼年期には"猿"とあだ名され、叔父たちなどが拙宅に来て、求められて猿の真似をすると小銭を得ることができました。(当時の娯楽には、巡回サーカスに見世物小屋があり、それらに類したこととしての"猿真似"だったのでしょうが、)母は心の中で泣いていたのかもしれません。
少年期には、"骨皮筋衛門"とも揶揄されました。
こうした幼少期からの育ちの中で、自己肯定感が育つはずがない。自信のない子でした。
青年期になると、(幸い?:父親譲りの気性が芽生え、)反抗心旺盛になりました。(未だに、反抗心旺盛?!)幸い、非行・暴力には至りませんでしたが、その理由は、救われる機会があったからです。
母親の郷里は出雲大社のお膝元ですが、実家の方々、従姉兄弟たちに、逃げ道がありました。また、穏やかな性格の祖父にも救われました。
怒りの仮面は、共感的に、自身のこととしても、わかるのです。
(書き過ぎました。 2019/6/29 急患診療所にて:急患診療の合間に 今 21:24)
「出生時の大脳は"白地図"のごとし」で、遺伝要因と環境要因に、年月が加わり、育ちに影響を及ぼします。大切なことは、乳幼児期から青年期に限定せずで、長じて、自分自身で、望ましい人生とするためにも大きく関連することです。
動物愛護の観点から下記の実験は出来なくなりましたが、大脳にシナプス(回路)が形成される過程を実証的に知るために、分かり易い(・単純な)実験です。
シナプス(大脳の回路)は、学習により育ちます。
残念ながら、被虐待など、望ましくない環境要因の場合にも"育ちます"。メディア漬生活による"麻薬に染まる"ごとくの場合にも"育ちます"。
勿論、望ましい学習の積み重ねで、より緻密かつステキな大脳に育ってほしいのです。
睡眠と学習?! 実は、睡眠も大脳の学習に密接に係わります。
子どもたちの場合は、身長発育において、睡眠の質は、とても重要です。青年期以降においても、身体の休息を得るために必要不可欠であり、せっかくだから、夜、質の良い睡眠(熟睡)を図ることが大切になります。
睡眠は大脳の発達・休息の観点でも重要です。さらに、睡眠は自律神経系の機能・身体リズムの観点でも大切になります。かつまた、健康・幸福感や情緒の安定にも係るのです。
若い時は、つい、無茶をしがちです。が、睡眠の意義について、大切に、丁寧に理解を深めて、生活習慣を整えて欲しい願いがあります。勿論、やがて、親になった場合、子どもの大脳の育ちに係る睡眠の質を考慮したライフスタイルを意識して欲しいわけです。
成長ホルモンは、熟睡している時に、花火が連続して打つ上がるような分泌をします。熟睡に至る環境づくりは親の責任であり、一方、若い世代・青年期のアナタご自身の大脳の育ち・人生の質にも係ることなので大切に考え、実践して欲しいと願います。
脳内ホルモンの一つであるメラトニンの分泌は、約半日経過して分泌が高まります。キーワードは、深い眠り、起床後の爽快感、昼間の高い活動性です。大脳と身体の生活リズムは、当然ですが、安定していることが皆の願いです。
ところが、就寝前に大脳が興奮するような刺激的なテレビやゲーム等で、就寝が遅くなると、浅い眠りになり、起床時の不快感、午前中の眠気、自律神経系の機能失調など、困った状態に陥ります。
生活習慣が命にも係る、ないし、人生の質(QOL)を低下させる病気の代表が糖尿病です。
食べ物が不足していた時代、糖尿病は極一部の裕福な家族に限定していました。日本では、1970-80年代の高度成長時代に過食と運動不足の生活習慣が定着し、結果、糖尿病は国民病となりました。
関連し、食物・食事に関する心の構えが劣化している観点もあります。家族が揃い、感謝しつつ、「いただきます」・「ごちそうさま」の言葉・態度の劣化です。
生活習慣病は、遺伝要因、環境要因と年月の3要素が、発症時期と悪化・合併症に関連します。
糖尿病の遺伝要因がない家系の人は、よっぽどの過食・運動不足があれば別ですが、通常、発症しません。一方、家系に糖尿病の方がおられる場合は、ご自身も糖尿病を発症し易い体質を持っている可能性が多感りますので、留意が必要になります。
昨今、話題になっている発達障害も然りです。増加の要因が家族の関係性、メディアなど(非自然な)現代の生活様式が影響していることは否定できません。
『食育』の用語は定着しています。小児科医の立場で『食育』を考えてみました。
大脳は日々刻々と"構造改革"をしています。かつ、成年・老年においても"発達"します。
とは言え、大脳機能の低下をもたらす要因があります。これらを避けることで、大脳の活性化・“発達”が高まります。それは《幸せ》を促し、高める要因となります。
「大脳をどのように使うか」についても、生活習慣としての見方が可能です。自身の心がけと、(達成可能な)目標に向けて、日々実践していくことで、機能が高まります。
「幸せな人生とする」ために、極めて大切な心の使い方(:大脳の使い方)があります。
過去に囚われないで、「今・今からを大切に」、「達成可能な方法論を展開すること」です。
問題点が生じた際、係わる家族・仲間などとの間に、責任論・感情論が展開している議論(・会議)があり得ます。過去に囚われ、解決のための方法論が展開していない状況は避けるべきです。
自身の責任における問題点・課題に向き合う際も、同様です。
過去を取り戻すことはできません。嬉しい思い出などは、語り継いだり、写真などで、その記憶を維持しようとするでしょう。が、悲しい・辛いなどの感情が動く過去の問題は、「その人がそうせざるを得なかったとの認めにたつことが大切」です。許しの感情・祈りです。
近年の自分は、嫌なこと・困ったことなどに遭遇した際、(相手・医師の不見識などを指摘・責めるのではなく)「リセット!」としています。つまり、1からの始まり!(0ではない。0を1にするのは難しい。)
@ 書きかけ
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平岩幹男先生の講演には、私事、学びが多く、共感した内容なので、備忘録として残しました。
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[ 平岩幹男先生のHP ]に、第66回 日本小児保健協会学術集会 2019年6月21日(木)教育講演2[幼児期の発達障害をめぐって]の公演スライド集がありました。(2019/6/28)
唐突ですが、オノマトペ:音や様子を文字に移し替えた擬音語・擬声語・擬態語を示すオノマトペ(フランス語 onomatopée 英語 onomatopoeia)は日本語には多い。ガチャガチャ、キラキラ、コン、ポン、ワクワク、スベスベ ・・・などで、物事の声や音・様子・動作・感情などを簡略的に表し、情景をより感情的に表現させることの出来る手段として用いられている。
[ 軽度発達障害フォーラム (2019/6/28 現在)]
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