劇団四季に学ぶ話し方:オススメです。 + α(アルファ)のご提案・推奨
★大脳機能を育てるために ★人前で明快に話すために ★口演・講演の質の向上を図るために
★青年期から始める認知症対策のために ★人生を楽しく・豊かにするために
● 発声・構音の基本
~ 「あー」「えー」「そのぉー」などの“ノイズ”雑音を発生しない練習のススメ!
あいうえお いうえおあ うえおあい えおあいう おあいうえ ・・・
背・首を伸ばし、大きく息を吸い、あ行~た行までを一息で、しっかりとした発声をします。
※ 大きく息を吸い = 腹式呼吸です。
あいうえお
いうえおあ
うえおあい
えおあいう
おあいうえ
かきくけこ
きくけこか
くけこかき
けこかきく
こかきくけ
・・・・・
らりるれろ
りるれろら
るれろらり
れろらりる
ろらりるれ
わいうえを
いうえをわ
うえをわい
えをわいう
をわいうえ
ぱぴぷぺぽ
ぴぷぺぽぱ
ぷぺぽぱぴ
ぺぽぱぴぷ
ぽぱぴぷぺ
がぎぐげご
ぎぐげごが
ぐげごがき
げごがぎぐ
ごがぎぐげ
ぎゃ ぎ ぎゅ げ ぎょ
ぎゃ ぎ ぎゅ げ ぎょ ぎゃ
ぎゃ ぎ ぎゅ げ ぎょ ぎゃ ぎ
ぎゃ ぎ ぎゅ げ ぎょ ぎゃ ぎ ぎゅ
ぎゃ ぎ ぎゅ げ ぎょ ぎゃ ぎ ぎゅ ぎぇ
わ wi wu we wo
わ wi wu we wo wa
わ wi wu we wo wa wi
わ wi wu we wo wa wi wu
わ wi wu we wo wa wi wu we
ぴゃ ぴ ぴゅ ぺ ぴょ ぇ
ぴゃ ぴ ぴゅ ぺ ぴょ ぴゃ
ぴゃ ぴ ぴゅ ぺ ぴょ ぴゃ ぴ
ぴゃ ぴ ぴゅ ぺ ぴょ ぴゃ ぴ ぴゅ
ぴゃ ぴ ぴゅ ぺ ぴょ ぴゃ ぴ ぴゅ ぴぇ
びゃ び びゅ べ びょ
びゃ び びゅ べ びょ びゃ
びゃ び びゅ べ びょ びゃ び
びゃ び びゅ べ びょ びゃ び びゅ
びゃ び びゅ べ びょ びゃ び びゅ べ
りゃ り りゅ れ りょ
りゃ り りゅ れ りょ りゃ
りゃ り りゅ れ りょ りゃ り
りゃ り りゅ れ りょ りゃ り りゅ
りゃ り りゅ れ りょ りゃ り りゅ りぇ
慣れるまでは、文字列を目で追いながらの発声 ・・・ 慣れてきたら、文字列から目を離して、閉眼ないし一点を見つめて
お遊び感覚で、が行などの濁音行やぱ行、さらに「ぎゃ行」「ぴゃ行」などの撥音行にも挑戦を!
アルファベットを知らない小1当時の孫娘が言いました。「ジイジ わはむずかしいね!」と。
最初は?でしたが、気づいて納得し、気づきに感嘆!
「わ行」を wa wi wu we wo と聞き覚え、「w を入れるのが難しい」との理解をしました。そう、「わ行」は難しい!
母 音 法 / 浅利慶太師の発明
劇団四季の会員・ファンは承知のこと
:知って、練習し、熟達するのが願いです。
はじめに 「母音法」とは・・・ 自身が理解していることを、自身の言葉で書きます。
故 浅利慶太師は、劇団四季の創設者の一人で、世界的にも稀有なほどの、現在の隆盛を導いた超人!
同年代の小澤征爾に浅利が尋ねた。「上手いピアニストと、そうでないのと、どう違うんだぃ?」
小澤「ン・・・ 例えば、真珠の首飾り。粒が綺麗に分かれている。上手なピアニストは音の強弱・速さに関わらず、綺麗に分離して明快に聴こえる。勿論、音楽性・・・」
浅利は小澤の回答に触発されて、舞台人として、日本語を明快に客席に届けることが大切だと、確信し、方法論に行き着いた。日本語の母音は五つしかない。あ・い・う・え・お 他は子音と母音の組合せだ。これを分離し、母音のみで発声したら明快になる!
で、小生も練習を重ねました。一例として、
「こんにちは おげんきですか?」は・・・
「こんにちは おげんきですか」
ko n ni ti wa o ge n ki de su ka・・・
ko n ni ti wa o ge n ki de su ka・・・
「おんいいあ おえんいえうあ」
「ありがとう おかげさまで・・・」
a ri ga to u o ka ge sa ma de・・・
a ri ga to u o ka ge sa ma de・・・
「あいあおう おあえああえ・・・」
最初は、簡単な単語から・・・[つくえ tukue uue ううえ][いす いう]など・・・
練習を重ねているうちに、アルファベットを意識することなく、急に、急激に、容易に「母音法」で話せるようになったのです。大脳に回路が組み込まれて、後は、文書を見て読み上げる場合、相手と会話する際など、特に考えることなく「母音法」で話せるようになったのです。自身、驚きでした。
撥音は難しくなります。
「しまった!やっちゃった!」は「いあっあ!あっあっあ!」と、小さな「っ」が入ります。
わが家に来る二人の孫娘に、上の子を意識して、「母音法」を表出言語として教えました。アルファベットを全く知らない幼児なので、“門前の小僧経を読む”の類です。年長児の上の子ができ始めたら、3歳になった下の子も、簡単な単語を「母音法」で言えるようになりました。「いす いう」「ほん おん」「おさら おああ」など。
某年8月下旬の日曜日、非番で家に居たら、孫娘たちの声が聞こえました。そりゃぁ嬉しいので、玄関の解錠そうぃ、ドアを開けた途端に、3歳半弱の孫娘が、朝顔の鉢を指さして「いいい おうお あああお いえいあええ」と。孫娘の種を、わが妻が支援し、玄関先に鉢を置いて育てていたのです。小生は理解できず、「もう一回!」と。「いいい おうお あああお いえいあええ」小生は? 上の子は分かったようで、表情が変わりました。??
「普通に話してよ~!」と頼むと「ジイジ きょうの あさがお きれいだねぇ」と分かりました。
バイリンガルと同様、幼児期には、筆記ができなくても、ましてやアルファベットがわからなくても、耳で聞いて、「母音法」に習熟していたのです。
小学校に上がった上の子は、帰宅すると、宿題で音読をします。が、記憶しているので、課題のプリントは見ないで読み上げています。で、小生が「母音法で」とリクエストすると、あっさりと母音のみで明快に話していました。小生はプリントを見つつ、的確に「母音法」で話しているのを確認していました。
私事、英会話が苦手です。言葉は、楽しく思いを効率的に伝え合うことに端緒があります。英語教育然りです。
が、小生にとって、中学校3年間、高校時代の3年間、大学受験、大学での英語の授業・試験は、全て、苦痛でした。例外は、初めて英語の教科書を手にして、出雲弁で「ずす いず あ ぺん!」と話した程度か・・・。
点数英語、受験英語の弊害で、英会話を楽しむ教育には出会えませんでした。反骨精神は旺盛で、高校3年間の担任が英語教師であったこともあり、とにかく英語嫌いに陥ってしまった。
国語の詩・文学、作文、テストのある音楽も嫌いでした。これらは、今でも残念至極です。(脱線!)
近年、意識して「大脳のパターンを変える」発言をしている小生です。即ち「生活習慣を変える」「新たなチャレンジをする」などに帰結するのですが・・・。
「母音法」もその一環で、練習し、熟達しました。
あなたも、あなた自身が、大脳に限界を強いるのではなく、チャレンジを!
エ?! 何! 小生も「英会話にチャレンジを!」 ン!「御意!」が、
2009年、妻を伴っての(小生の還暦記念)ロンドン、2011年の単独ロンドンは、思い通りに自由に達成!
さらに、ウィーン、パリ、スイスなど、自身、全く想定外の自主・自由設計旅行を達している実績はあります。
つまり、英語圏、ドイツ語圏、フランス語圏で・・・
かつて、わが妻は「あなたの英会話は幼児並!」と、高い評価していました。が、孫娘が育つ過程をみて、「あなたの英会話は1歳児レベルね!」と、妥当な評価に落ち着きました。
ン!また脱線!! ついでに、さらなる脱線!! 小生の西欧医旅行実績を基に「英語が話せて良いですネ! ドイツ語も話せるのですか?」など、小生と共に西欧旅行が未体験の仲間が発言すると・・・!自身の英会話能力が乏しいことを逆手に取り、「自分は四か国語しか話せません」と返答します。と、「凄いですねぇ!」と。
で、すかさず、「ネイティブな出雲弁! ラヂオで聞いた東京弁、テレビや大阪に1年おったけん大阪弁、鳥取には一番長いことおーけんど、まだ下手だわ」と文字化困難な出雲弁で返答します。
脱線ばっかぁだけん、もう止めにすーわ! (真面目一筋の人生!)
● 沈黙は聞く側の集中力を促す!
~ 「あー」「えー」「そのぉー」などの“ノイズ”雑音を発生しない練習のススメ!
スポーツで練習(訓練・鍛錬)を積み重ねることで、上手になることは当然で、誰もが承知していることです。ピアノなど、主に上肢・手指を使う場合も同様で、技術を高めるためには、練習~熟達の過程は同様です。勿論、本人にやる気・積極性があり、日々の過程・練習の段階において、自身で感じる達成感・満足感、自己肯定感が高まることも大切です。子どもの場合には、教師・保護者が支援し、共有関係・共感感覚が不可欠になります。「話す」ことは、運動の練習と同様です。ただし、使う部位が限定的で、大脳の運動野~顔面神経を主とした機能の高まりで、上手になります。日本語が支障なく話せるようになる年齢は、就学年齢に相当していましょう。大脳の発達、下顎の発達と舌を含めた口周りの運動機能の成熟に伴うことで、自由自在に話すことが出来ます。勿論、「話す」には、音を発する運動系の正常発達・熟達のみではなく、日々の生活を通じて、人との関係性、言語理解など、大脳の高次機能と密接に関係していることも必要不可欠です。
と書くと、子どもたちの育ちに限定的にとらえられかねません。が、違います。
“六十の手習い”、つまり、高齢になって始めても遅くはない・・・。ましてや、青年期以降、成人期を通じて、本人が意識し、自身の「大脳のパターンを変える」気持ちがあり、持続し、試行を繰り返すことで、いつしか熟達の段階に至ります。
臨床小児科医である自身、人前で話すことが仕事の一要素になります。つまり、子どもたち・同伴して来院される保護者の方に、明快に言葉を伝えることが仕事の一要素です。また、依頼講演や学会などで話す際も同様で、分かり易い話し方が、メッセージを伝える上で大切な要素になります。
本論です。学会や講演会などで、講師が「あー・うー・そのぉー」など、伝えるべき言葉とは全く異なる雑音を発していることが多少なりともあります。その背景には、単なる無意識での発声や、躊躇・照れ等があります。
アナウンサーや俳優さんが、マイクを通じて、あるいは、舞台の上で、「あー・えー・・・・」など、ノイズを発生したら仕事になりません。降板させられます。つまり、人前できちんと話す職業の人、上手なアナウンサー、俳優さんは、各々が練習を積み重ねているはずです。
劇団四季の発声法・言葉を、客席に明快に伝える方法論の中に、発語の過程での「あー・・・・」などのノイズには言及がありません。おそらく、劇団員として、土台の一つで、言及する以前の初歩段階のことだからでしょう。
私は、“遊び”が好きです。と言っても、“大脳の遊び”であり、つまり、苦しむ・辛いとの感覚ではなく、「大脳のパターンを変える遊びなのです。“遊び”なら、楽しいので継続しましょう。つまり、練習・鍛錬の積み重ねです。
劇団四季の発声法「あいうえお・いうえおあ・うえおあい・えおあいう・おあいうえ・・・・」や、母音法と共に、自身の大脳にノイズを出さないように話す意識付け・練習を重ねます。具体的には、話す際に、言葉をそう選ぶか、ためらいがある際に、ノイズを声として出さないで、沈黙する練習です。沈黙している間にも、大脳は適切な言葉を選び出そうとします。そして、沈黙の(ごくわずかの)時間に、聞く人の集中がもたらされます。いわゆる、“聞く耳をたてる”環境になります。
私自身、練習を重ねました。で、いつしか、(自己評価で)熟達水準に達しています。[今となれば、名人芸(?)レベルと評価されましょうか・・・]かつ、単に、言葉を明快に伝えることだけでなく、以前よりも、要点を要約的に、しかし、“遊び”(=笑い・リラックス)を含めての話し方ができるようになっていることも実感します。
あなたも、自身の(やがては訪れる)“認知症対策”の一環としても、いやいや、[自身、未だに大脳機能の高まりを実感として確認しているので、]生涯教育・自己開発の一環として、どうぞ、“遊び感覚”でチャレンジを!
“大型で非常に強い”台風24号が、明日・明後日(土・日)に西日本を襲来する予報に戸惑いつつ、当直明けの早暁から書き始めていた。 今、2018/9/28 AM06:25
追記)自転車に乗れるようになる過程に例えることも出来ます。自転車は、体格・筋力の育ちを要しますが・・・。自転車に乗れるようになったら、“体が覚える”ので、久しぶりに・数年ぶりに乗る際も、考えずに、難なく乗れます。水泳も同様、体が覚えます。自身、体験して分かるのですが、ノイズを発しない話し方も同じこと!
「あいうえお・いうえおあ・うえおあい・えおあいう・おあいうえ」や母音法と共に、ノイズを発しない話し方も、一度“大脳が覚えると”難なくこなせます。アレ?これって出雲弁を話すこととおんななずだがぁ!!確信!