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迅速検査に関連して、インフルエンザでは、採取棒を鼻腔の奥深くに挿入し、粘液を採る手技をメーカーが提示しています。仮に、鼻腔に鼻くそがある場合や乾燥している場合などでは、痛みを強要し、かつ、良い検体が得られません。で、迅速結果が陰性になり易いのです。

お母さん方の願いには、「痛いことを避けたい」があります。で、開発した手技があります。苦痛を避けて、質の高い検体を得ることが出来て、かつ、病状把握にも役立つ方法です。

鼻がかめない乳幼児では、幸い、"鼻垂れ"が再々あります。つまり、鼻から透明な鼻汁(水様、粘液)が垂れていると、これを拭うことで検体と出来ます。

ラップフィルムに強く、長くかんでもらっても望ましい検体が得らればい場合は、了解をえて、採取棒を鼻腔に挿入することもあり得ます。この際、採取棒に十分量の粘液が付着していない場合、再度、ラップフィルムにかんでもらうと(採取棒を挿入したことが呼び水になったがごとく)粘液性鼻汁が出ることが少なからずあります。

​負担を軽減し、質の高い検体を得て、初めて迅速検査の「陰性」をお話することになります。勿論、陽性の場合は、再々、コントロールバー(C)が発色する以前に、A・Bが発色する強陽性判断も多々あります。

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