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4 1日 

◆ ・・・小池知事は「『自分がかかるとは思わなかった』ではなく、自分のことも守りながらどうやってうつさないかという意識を共有してほしい」と述べみずからが感染しないことと、感染を広げないことの両方に注意するよう呼びかけ・・・31日、都が発表した78人の感染者のうち、40代以下がおよそ7割・・・知事は「若い世代は活動の範囲が広く、夜の繁華街で働いている方々が若いということもあるのではないか。いろいろな調査の中で傾向を見いだしながら適切な対応策を考えていく・・・ 

 

 “瀬戸際”にある東京の医療の危機 - - 大曲貴夫・国立国際医療研究センター・国際感染症センター長に聞く Vol.1 インタビュー 2020年4月1日 (水)(m3.com編集長) 抜粋

★ 高齢の方・・・つまずくケースもありますが、体調が悪くて転ぶことも多い。・・・その中に今、COVID-19の患者がいる。

★ かかった人は何からの「三密」(密閉、密集、密接)の空間にいて、しかも感染者同士のつながりも見えるのです。感染は限定された状態で起きる可能性が高いのです。その意味では、伝播のメカニズムが非常に分かりやすい感染症です。
- COVID-19に備え、特別な感染防護をする必要がある?
★当院は、
インフルエンザに準じた感染防御策を実施しているだけで特別なことはしていません。インフルエンザ対策は毎年やっており、その延長線上でしかないのです。

- インフルエンザと比較して、COVID-19の感染力は?
★さほど変わらないと思います。ひどく伝播するわけではなく、厚労省のクラスター対策班の話を聞くと、感染者の多くはリンクが追えているのです。麻疹のように、つながりが見えず、どんどん感染していくといったイメージの感染力ではないです。

かかった人は何からの「三密」(密閉、密集、密接)の空間にいて、しかも感染者同士のつながりも見えるのです。感染は限定された状態で起きる可能性が高いのです。その意味では、伝播のメカニズムが非常に分かりやすい感染症です。

- 「三密」ですが、例えば、レストランで食事をする場合は?

★たぶん、普通に離れて座り、お行儀良くナイフとフォークを使う食事ならいいのでしょう。でも5、6人の仲間が集まり、楽しくお酒飲んでとなったら、「三密」に近くなる。小池都知事は昨日(3月30日)の会見で、「接待を伴う飲食店」と言いました。皆さんは、記者会見で、「なんと下世話な……」と思われたのかもしれませんが、実際にそうした場で感染した方を私は診ているので。

- 多くの陽性者を診ていても、職員への感染、院内感染が起きていない?
★患者さんを診る時には、集中して対応します。
普通に感染対策をやっていれば感染しないでしょう。

救急外来から入ってきて、最終的にCOVID-19だったという患者さんは何人もいます。

職員に対しては、「我々はこれだけCOVID-19の診療に関わっているので、2次感染は起こり得る」とかなり前から警告をしています。「風邪症状があったら、すぐに言ってね」と。疑いのある職員は、患者さんに交じって、PCR検査を受けており、今のところ陽性者はいないですが、たまたまですよ。そのうち、陽性者は出ます。職員は社会生活を送っているわけなので。市中で感染することも十分に考えられます。

〓 4/2 記

 国の専門家会議が示した「提言」全文 NHK NEW WEB 2020/4/1  

 市民の行動を変える必要性
 このところの「コロナ疲れ」「自粛疲れ」で一部の市民の間で警戒感が予想以上に緩んでしまっている。

 「地域区分」に応じて地域ごとに対応を
「感染拡大警戒地域」
▽期間を明確にした外出自粛要請
▽10名以上が集まる集会やイベントを避ける
▽家族以外の多人数で会食などは行わない
▽地域内の学校の一斉休校も選択肢として検討すべき

「感染確認地域」
▽「3つの密」を徹底的に回避したうえで、感染拡大のリスクが低い活動については実施する
▽屋内で50名以上が集まる集会やイベントは控える
▽感染拡大の兆しが見えた場合にはリスクが低い活動も含めて対応をさらに検討する

感染未確認地域
▽感染拡大のリスクが低い活動について注意をしながら実施する
▽「3つの密」を徹底的に回避する対策は不可欠 

憤り・思いと祈り(3/1)に記した通りで、地域(県)の実情に応じて、生活圏(智頭町)の状況も勘案してが正しい!即ち、飛沫感染・接触感染が主体で、換気の悪い密閉空間でのエアゾル感染(≒飛沫核・空気感染)が付加する。(とくに、空気は乾燥している際は、エアゾル化し易いため、加湿は必要)

憤り・思いと祈り : 方策提案 2020/3/1() ⇒ 関連:岡部信彦先生 3/3 

以下、提言書を読み込むと・・・ 

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1.地域区分について (2)地域区分の考え方について
1.「感染拡大警戒地域」
2.「感染確認地域」
直近1週間の新規感染者数やリンクなしの感染者数が、その1週間前と比較して一定程度の増加幅に収まっており、帰国者・接触者外来の受診者数についてもあまり増加していない状況にある地域(1でも3でもない地域)
 具体的には、屋内で50名以上が集まる集会・イベントへの参加は控えること

欧米の提唱に基づいて 50名以上 との由だが、49名は? 要するに、可能な限り、“3密”とならない人数!

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3.「感染未確認地域」
直近の1週間において、感染者が確認されていない地域(海外帰国の輸入例は除く。直近の1週間においてリンクなしの感染者数もなし)

 8日以上前に感染者があり、その後ない場合は「感染未確認地域」の区分? 危険! 海外からの帰国者は2週間の自宅等での待機が求められている実情があり、「直近の3週間において、新たな感染者が確認されていない地域」と読み込んだ方が安全・安心! 全国の都道府県別感染者数の公表も、無症状・軽症で、検査が2回連続陰性で、かつ、3週間以上経過している場合は、該当者を減じて数える方が実情に合致している。即ち、「感染確認地域」と「感染未確認地域」は、該当地域の対策(地域住民の理解・協力・行動や行政・医療の連携が奏功した場合など、逆に新規患者増加の際などで区分が変動する。これらを踏まえて、地域・生活圏の学校運営のあり方も変動することになる。

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2.行動変容の必要性について
(1)「3つの密」を避けるための取組の徹底について 

・・・3本柱の基本戦略はさらに強化する必要があり、なかでも、「(3)市民の行動変容」をより一層強めて・・・ 

 「3つの密」をできる限り避けることは、自身の感染リスクを下げるだけでなく、多くの人々の重症化を食い止め、命を救うことに繋がることについての理解の浸透 ・・・ 

  また、人混みや近距離での会話、特に大きな声を出すことや歌うことを避けていただく。 

  ジム、卓球など呼気が激しくなる室内運動の場面で集団感染が生じていることを踏まえた対応を 

 学校現場然り : 「感染未確認地域」における学校健診の機会は、健康啓発・教育の場と理解して臨みます。

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Ⅴ.終わりに
〇世界各国で、「ロックダウン」が講じられる中、市民の行動変容と
クラスターの早期発見・早期対応に力点を置いた日本の取組(「日本モデル」)に世界の注目が集まっている。実際に、中国湖北省を発端とした第1波に対する対応としては、適切に対応してきたと考える。

〇・・・都市部を中心にクラスター感染が次々と発生し急速に感染の拡大・・・政府・各自治体には今まで以上強い対応を求めたい。

〇これまでも、多くの市民の皆様が、自発的な行動自粛に取り組んでいただいているが、法律で義務化されていなくとも、3つの密が重なる場を徹底して避けるなど、社会を構成する一員として自分、そして社会を守るために、それぞれが役割を果たしていこう。

 共感!

43日 

◆ 大曲貴夫・国立国際医療研究センター・国際感染症センター長に聞く Vol.2  2020/4/2 (m3.com編集長) 

- 無症状の方でも他への感染がある・・・
★・・・風邪をひいた時、体の変化に敏感な人は、喉の痛みなどを典型的な症状が出る前から感じていると思います。だるいとか、肩や背中がこわばるとか、寒気がするとか。でも、それに無頓着な人は「何もなかった」と言う。・・・私自身が感じることができるのは、自分の体調に敏感であるだけでなく、医師としてのトレーニングも兼ねている・・・
~~~
★アメリカでは、2月の上旬はほとんど流行していなかった・・・。今のニューヨーク・・・3月半ば頃から一気に感染者が拡大・・・。日本で最初の患者確認は、1月15日で、2カ月以上が経過。何とか持ちこたえています。
-抗体検査を導入
★・・・抗体検査の目的は、「検査」ではなく、「調査」・・・国民の6~8割が感染し、免疫を獲得・・・集団免疫が確立できれば、大流行は防げる・・・サンプリングして抗体検査をやれば、「日本国民の何%が抗体を持っている」と分かる。
-日本のクラスター対策は
★うまく行っていると思います。患者さんのリンクは、多くはちゃんと追えているのです、「夜の街」のクラスターなども追えており、私自身、びっくりしています。

  

日本の集中治療はパンデミックに大変脆弱:ICUベッド数はイタリアの半分以下 2020/4/2 (木)配信(m3.com編集部) 

3月31日の時点で死亡率では、イタリアでは11.7%(感染者10万5792人、死者約1万2428人)に対し、ドイツでは1.1%(感染者約7万1808人、死者775人)・・・、「この違いの主なものは、集中治療の体制の違いであると考える」と説明。ICUのベッド数は、ドイツでは人口10万人当たり29~30床であるのに対し、イタリアは12床程度に留まっているが、さらに日本では5床程度にすぎないとし、日本は「イタリアの半分以下であり、死亡数から見たオーバーシュートは非常に早く訪れることが予想される」と警鐘・・・。

日本のICUは2対1看護だが、重症化した新型コロナウイルス感染症患者の治療には感染防御の観点からも1人の患者に対して2人の看護師が必要・・・。8床のICUでは、新型コロナウイルス感染症の患者2人を収容した時点でマンパワー的に手一杯となる。
日本では重症肺炎に対して人工呼吸器を扱える医師が少ないことも問題であり、ECMOではさらにマンパワーが必要となり、日本に約6500床ほどのICUベッドがあるしても、実際に重症患者を収容できるベッド数は1000床にも満たない可能性があると説明。単に人工呼吸器の台数などの問題ではなく、「マンパワーのリソースが大きな問題であることは明白」・・・ 

 

= わが人生の大切な備忘録資料 =

密 を避けて外出しましょう。/ 厚労省 ポスター・チラシ 

◆ 山中伸弥教授のHP : 流石!(平凡古希人の人生備忘録とは異質) 

必聴!ヨシキと山中教授:Coronavirus Talk コロナウイルス対談 

「感染拡大地域では自粛検討を」専門家会議が提言【全文】 2020/3/19 

新型コロナウイルス感染症に対する感染管理(2020/3/5 改訂版) 

新型コロナウイルスの集団感染を防ぐために 

◆ 新型コロナウイルス感染症について/厚労省 3月1日(日) 【会見時配付資料】 
 
新型コロナウイルスの集団感染を防ぐために 
 
家庭内でご注意いただきたいこと ~8つのポイント~ 

都道府県別感染者数:NHK] 欧米の惨状

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